医療用ウィッグを購入して実際に着用した時、なんとなくイメージと違うということは珍しくありません。まったく似合わないというわけではなく全体の髪の長さが合わなかったり、前髪がもう少し短いといいかななどちょっとしたことが多いです。ですが自分で切ると、もし失敗したときに取り返しがつきません。失敗したままずっと着用していかなければならないことを考えると、たとえ少しのカットでも二の足を踏むでしょう。
実は医療用ウィッグは美容室でカットしてもらえます。事前に問い合わせしてみて対応してくれることを確認するほうがよいですが、基本的には着用したまま気に入った長さにカットしてもらえることが多いです。もちろん気に入って購入したウィッグですので、そのままでも問題なく付けることもできますがどうしても気になることがあれば美容室でカットしてもらうほうがよいでしょう。せっかくのウィッグ生活ですので、より楽しく過ごすために美容院を利用しましょう。
医療用ウィッグは自分の髪の毛ではないため、手入れが簡単なイメージが強いですが、お手入れを疎かにしていると後で後悔することになります。ケアを怠ると早い段階でウィッグが使えなくなってしまいます。医療用ウィッグはシャンプーで手入れをすることになりますが、強力なシャンプーを使わないようにします。医療用ウィッグは購入時に自分の好きなようにスタイリングしてアレンジを施します。
強力なシャンプーを使用するとアレンジに使ったスタイリング剤を落としてしまう原因となります。ウィッグを購入したときにサロンやメーカーがおすすめしている商品を使うことがおすすめです。おすすめされた商品でもすすぎ残しがないように注意します。すすぎ残しがあると医療用ウィッグの傷みの原因となります。ウィッグは自毛のように修復する細胞がないため、ケアはこまめに行う必要があります。洗うときにはゴシゴシ強く洗わず、優しく丁寧に洗うように心掛けます。すすぐときにも熱過ぎるお湯は傷めてしまうため、ぬるま湯で洗うようにします。